2008年08月10日

南オセチア

まさかの五輪開会式当日に紛争勃発のグルジアネタ

そもそもカフカースのユーゴスラビア、オセチアとはどの様な地区なのでしょうか?
グルジアのあるエリアはザカフカスと呼ばれアルメニア、アゼルバイジャン、グルジアから構成されています。更にグルジア国内には三つの少数民族による南オセチア自治州、アブハジア自治共和国、アジャリヤ自治共和国が存在しています。

アブハジア、南オセチアは現在事実上の独立状態になっています。そして今回問題になっている南オセチアは住民の多くが正教徒です。89年には南オセチアの州都ツヒンバリでロシア連邦の一部である北オセチアとの統一及びロシア連邦への編入を求める示威行進が行なわれ89年から92年まで行なわれる南オセチア紛争に発展しました。

92年に停戦合意が成され一旦南オセチアに平和が戻りますが、それからもたびたびロシア、グルジア両軍の領空侵犯やUAV撃墜事件等が起っていました。

そして現在報道されている限りでは、8月8日にグルジア軍が南オセチアに侵攻、ロシアの平和維持軍に対しても攻撃を加えた為ロシア軍が反撃、逆にツヒンバリを制圧したとの事です。
またインターファックス通信によると空挺軍がツヒンバリに投入されたとの事でロシア軍もかなり本腰を入れて攻撃を行なっている様です。


グルジア軍
南オセチア
米国供与のMARPATを着ている一方共産圏時代のM80鉄帽やマガジンポーチを使用しています。

南オセチア
こちらはボディアーマーもアメリカ製(名前とかは専門外なので解らない)鉄帽はPASGTヘルと旧型、MICH(だっけ?耳が短いやつ)が入り乱れているようです。

南オセチア
エリート部隊?M4やG36も散見されます

南オセチア独立派
南オセチア
ロシア製と思われる装備がメインです。司令官の着てる服、一見ウッドランドの様ですが・・・
南オセチア
オリジナルの迷彩服でした。というかこの人微妙にムラジッチっぽいですよね

ロシア兵
南オセチア
新型P79にアフガンカ羽織ってます。まさか2008年にロシア軍写真でアフガンカを見ようとは・・・



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Posted by Pfc.Tsuru at 02:22│Comments(4)その他の軍隊
この記事へのコメント
こんにちは
アフガンカを良く見たら冬用ですね(ライナー外してると思います。)
放出品として私物で持っていたのか、支給されたかは不明ですが
中々興味深い写真ですね。
Posted by Anikiev at 2008年08月10日 13:08
>Anikiev様
ダゲスタンで砲兵が真っ白になったアフガンカのパンツにP93迷彩を着ているのを見たことがあります。もしかしたらストックを作業用に支給してるのかもしれませんね。謎です
Posted by 鶴屋軍兵 at 2008年08月11日 22:39
 とうとうこちらのブログにたどり着きましたw

 グルジアのときのロシア軍は冷戦期を思わせるような古臭い装備が全体的に多かった気がします。

 余談ですが、中田商店のせいでソ連のSsh-68ヘルメットがM80という謎の名称で呼ばれるのが日本で一般的なのが個人的に非常にいやですw
Posted by ビッキー池田 at 2009年02月08日 12:57
あう、ついに見つかってしまいましたかw

普段はSsh-68、所謂M80って感じに使ってます。なんだかんだでM80の方が通じやすいんですよね・・・
Posted by 鶴屋軍兵鶴屋軍兵 at 2009年02月09日 14:46
 
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